2016 森を漉く 

2016 森を漉く 

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森の箱舟アートプロジェクト

http://www.morinohakobune.jp/concept/

森を漉く

http://www.morinohakobune.jp/program/2016program03/

森には目に見えない微生物から熊、や猿などの大型の動物、植物、などさまざまな生き物が住み、それらと人々の濃密な営みにより、維持されてきたのだと思います。

西会津の多様な森の中このそばにはかつて出ヶ原紙という紙がありました。

かつてはそれは、この森の中から材料を採取し、自然のリズムの中で生活し、作られたのではないでしょうか。

今回森を漉くの「漉く」は紙のように薄いものをつくる。(コトバンク)

また紙とは植物などの繊維を絡ませながら薄く平らに成型したもの(Wikipedia)との定義もあるようです。

このワークショップでは森の一部を採集させていただきます。そして、その森の一部を人の手で加工し、そうして出来た森のパルプをあえて、森の中を流れる川の流れなど自然のコントロールしきれない様相の中で、作り手の漉くという行為を行うことで、そのハザマで生まれる、想像できない形を皆様と見つけたいと考えております。

今回作るのは小さな紙ですが、そこには森と人の行為との関係の縮図見えるのではないでしょうか。

私はこのワークショップが人と森の関係を考える端緒となると信じています。                                    滝澤徹也

広報物

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